Mev

8.23

7:30頃アラームで目覚める。何度か起きる 起きないを繰り返していたら隣で寝ていた恋人がシャワーを浴びに行ったので頑張って起きる。曇り、私はこの朝をあと何回迎えられんやろうとぼんやり思う。ビーチ・ボイーズの素敵じゃないか の和訳を思い出す。今読んでいる川上未映子の夏物語を引きずっている。


Aマッソと怪奇!YesどんぐりRPGの2組のラジオを聞きながら父親のご飯を買う。ムール貝酒蒸しにしたい。9時過ぎ、帰宅。


ビクトル・エリセの「ミツバチのささやき」を見る。

イノセンスという言葉だけで終わらしてたまるかの気持ち。イマジナリーフレンドは幼少期の女の子特有のものと見られてるらしいけど、大人になっても残っていて良さそうなのにどうして居なくなるんだろう。

線路に耳をあてているシーンや3つのドアを開けてパタパタと駆けてゆくシーンはなんとも言えない気持ちにさせてくれる。冬が恋しくなる。初めて死と触れ合う。




18時、出勤。すこし頭痛。同期のバイトの人に教えてもらった動物園行きましたよ と報告する。ちいちゃいホワイトタイガー可愛かったですねって言われて、見なかった!とこたえると、もう大きくなっちゃったのかもしれませんね と言われる。なんか時間と空間が静岡と東京で繋がっているような気がして感動。

最近何聴いてますか と聞くとKANDYTOWNと教えてくれた。


余りにも暇すぎるので友人の友人のブログを読む。人の生活、目で追うもの、私はこうゆう話がえんえん聞きたいんやと思う。頭痛が酷くなる。


24時、退勤。

気がつけば喋れなくなっていた。


喋らなくても良い とされる空間の中に居すぎて自分から言葉を発することが 気持ちが 意識しないと無くなっている。もっとフレンドリーに話をしたいし、顔を見たい。



年があけてからよく会っていたひとの事をたまに思い出す。顔のかたちは 声は 体のつくりは とか 思い出したところでなんにも感情は動かない。確認がしたいのやろうか。なんの。


黙ることでいったいどこまで出来るのやろうか、偏愛。



本をペラペラと捲るとたばこの匂いが染み付いているのがわかる。鍵盤に爪があたる音を聴く。曲をかきたいと思う。